Q&A/恩田陸
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[評価:★★☆☆☆]
実に恩田陸らしい作品だなーと思った。
わたしのなかでの恩田陸らしさとは、
面白いことは面白いのだが、きちっと
終わらないってこと。
Q&Aのあらすじは以下の通り。
住宅街に位置する量販店M。人がごった
がえす場所で、数十人の死者と負傷者が
出る大惨事が起こった。
しかし、警察や消防が調査をしても、
その事故の痕跡となりえるものは
何一つ発見できなかった。。。
その謎の事件に関して、関係者たちが
それぞれ自分たちの立場から聞き取り形式で
「そのとき起こったこと」を話す。
聞き取り形式ということなので、この小説は
全編、会話のみで成立している。そういった
意味では、かなり実験的である。
前半は普通に被害者を調査しているのだけど、
後半は、その事件による間接的被害者的な人の
話に広がっていく。
どちらかというと、2次被害者を扱うあたりから、
かなりホラーテイストになっていく。
なんてーの? 心が病んでいるというか。
いずれ家族が死ぬのがコワイから、自分の手で
今、殺しちゃえとか言っているの。見てらんない。
巻末のあらすじを見ていると、まるで事件のピースを
少しずつ集めていき、真相へと近づいていく印象なのだが、
そういう展開では、まったくない。
ていうか、あらすじはウソを書いている。
「ことごとく食い違う証言。」とか言っているけど、
別に証言に食い違いはない。これは誇大広告だ。
謎の事件が起こったことによって、事件に
関わった人たちがどういう末路をたどっていくか、
という話である。
一応、終盤で事件の真相らしきものが「仮定レベル」
で提示されるのだが、断定的ではなく、曖昧で、かつ、
なんというか、それほどスゴいオチでもないのが残念。
まー。。。
前半アゲアゲ、後半グダグダ。そんな感じ。
恩田陸の小説って、後半もピシッとまとまって
いると、確実に傑作になると思うんだがなー。
夜のピクニックみたいにね。
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