薔薇のマリア3 荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐/十文字青
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[評価:★★★☆☆]
2巻と3巻は続き物なので、薔薇のマリアを
購入する場合は2巻と3巻をあわせて購入する
ことをオススメする。
前回は抗争レベルだった、極悪組織「SmC」と
自警団組織「秩序の番人」の戦いが激化。全軍
入り乱れての数百人規模の戦争へと発展する。
前半は、その大規模戦が主な展開であるため、
個人レベルのマリアローズは、もはや実況担当として
空気のような存在と化している。
この世界のキャラクターの強さには
絶対的なヒエラルキーがあるようだ。
・人間を越えた強さ、というか半不死で実は人間ですらない
トマトクン、SIX
・人間の限界の強さ。上の連中にも勝てるが普通に死ぬ
アジアン、デニス、ピンパーネル
・そこそこ強い
カタリ、ユリカ、ヨハン
・ザコ
マリアローズ(←注:主人公)
今の登場人物をランクわけするとこんな感じ?
「人間の限界の強さ」以上の連中は、もー、
しゃれにならないくらいに強い。
三国志でいうと、関羽や張飛くらい強い。
一般兵レベルのマリアローズが1000人
がかりでツッコんでも吹っ飛ばされるはずだ。
そんなわけで、前半は英雄クラスの、秩序の番人の長
デニス・サンライズのやたらめったらな強さが光る。
なんてーの? 三国無双? みたいな。
ただ、まー、彼のアホみたいな能力をもってしても
SIXは倒せないんだよねー。いやはや、SIXは
セコいというかズルいというか。。。
そんなわけで、全面戦争第2局が後半の話となる。
2局目からはクランZOOが全面的に参加するので、
彼らの活躍度が上がる。
といっても、光っているのはトマトクンと
サフィニアだけ。マリアローズの空気っぷり
はあいかわらずである。
そんなわけで、マリアローズは自分への
無力感を感じながら、戦場の実況中継を
している。
あー。クリリンとかヤムチャとかって、
こういう気持ちで悟空の戦いを見守って
いるのかなーと思った。
2巻に続き、今回もひたすらにシリアスである。
どれくらいシリアスかというと、恒例のマリアと
カタリの毒舌合戦が浮いているくらいシリアス。
最終戦、巨大召喚獣同士の激闘が繰り広げられる
のだが、その展開がなぜかコメディタッチで、
違和感をバリバリに感じるほどシリアス。
それくらい、すっげーシリアスなんだね。
展開自体がハードだし、マリアは延々と
自分の無力感に悩んでネクラ街道まっしぐらだし。
くらーい話なんだけど、最後まで読ませる
作者の筆力はすごいと思うねー。
ああ。ただ、ひとつだけ文句をつけるなら。。。
マリアローズに引き続き、アジアンが空気なのは
どうかと思うんだ。。。
いや、トマトクンとの激闘はなかなか
見応えがあるんだが。。。
嫌々SmCを手伝わされているアジアン。
アレだけ裏切る気まんまんの伏線をはりまくって
いたのに、結局はトマトクンと戦っただけで
今回はなーんもしてないからなー。
個人的には、SIXとはいわなくても
その側近のジェイくらいはアジアンの
手で葬ってほしかったネ。
あとがきを読むと。。。
> ひとつのエピソードが終わることになります。
> といっても、もちろん物語はまだ終わりません。
> むしろこれからが本番で
こ れ か ら が 本 番!
さて、話がどう展開していくのやら。。。
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