誰が誰に繰られているのか「繰り世界のエトランジェ/赤月黎」
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睦月透真/主人公。他人の体を糸で操れる糸使い。裁縫が趣味。
闇宮冥/”本家”から遣わされた透真のメイド。肉弾戦が得意。
カタナ/体内に無数の刀を隠し持つ少女。透真と手を組む。
虫遣い/虫の実験のために人々を惨殺する。透真たちが探す敵。
あらすじ
睦月透真には「糸」が「視える」。それは母親から継いだ能力で、その糸を操ると他人の体を自分の意のままに操れる。
その力を使って異能を使った犯罪者を倒し続けていた母の睦月操。しかし、彼女は通り魔事件の捜索中に行方を絶ってしまう。操の知り合いという山田太郎の要請もあり、透真は通り魔事件と母の行方の捜索を開始する。
捜索を続けていくなかで、透真は二人の少女に出会う。母の実家”統堂”から使わされたメイドの冥。自分の体を改造した男「ゴッドハンド」を捜し、復讐しようとするカタナ。
3人は協力し、事件の裏に虫遣いがいる事実を暴く。虫遣いとの戦いに赴く三人。しかし、その裏に。さらに裏の裏に。彼らが知らない「操り」が存在していた――
それとも、これが正しいのか? あの人が言った、正しい力の使い方なのか?
俺たちを滑稽に踊らせて、自分の手は汚さずに目的を果たす。でもそれは”糸遣い”じゃない。それは”人形遣い”のやり方だ。自分の力に溺れ、狂った者のやり方だ。
でも、あの人はやってしまった。糸仕掛けの筋書き通りに、俺たちを操った。
感想
わりとありがちな伝奇小説である。主人公や仲間たちが能力を駆使して敵や陰謀に立ち向かう。ツンデレもあれば、ラブでコメるよ! みたいな。そんなお話。
ありがちと言っちゃうとそれで終わっちゃうんだが、全体的に水準の高い仕事をしていて良い意味で手堅くまとまっている。ぬきんでた部分がないとも言えるんだけどね。。。
編集者がもっとラブコメを! と要求したらしいカタナと冥の口げんかはなかなか面白い。そういうのでクスリと笑わせながら、サスペンス風味の通り魔事件を描き、全体的に飽きさせず楽しませる作りになっている。
わりと悪くない作品なので次にも期待が持てそうかな。
ところで。。。最後の最後で話をひっくり返したわけだが、これ続刊、大丈夫なんだろうか。第一幕とあるから次の巻もあると思うが。次はむっちゃ重い話になりそうだな。。。

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繰り世界のエトランジェ 赤月黎 ラノベ ライトノベル サスペンス 伝奇
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