もうプロローグはいい「機動戦士ガンダムUC2/福井晴敏」
関連するタグ: 機動戦士ガンダムUC 福井晴敏 ラノベ ライトノベル 小説 SF ロボット逆襲のシャア以降を取り扱ったガンダム・シリーズの小説第2巻。作者は亡国のイージスの福井晴敏。
小説1冊分を費やして、まったく話が進んでいなかった1巻。これプロローグみたいなものだよねーと思いつつ次に期待したわけだが、なんと2巻もプロローグだった! という衝撃のオチが。
今回はコロニー内で、ロンドベルのMS部隊とネオ・ジオンの強化人間が操るMS1機の戦いが勃発。そのしっちゃかめっちゃかになった状態で、謎の少女オードリーを探すバーナージがたどりついた場所。そこにはガンダム・ユニコーンの姿があった。
という展開。今回の巻の終わりごろでようやくバーナージはガンダムに乗るわけ。小説2冊でようやく。。。! なんという遅さだ。
初代ガンダムに例えると、アムロがガンダムに乗る>ガンダムがザクを蹴散らす>シャアが出てきて「見せてもらおうか連邦のMSの実力とやらを!」という。まで進んだ。
ぜんぜん序盤じゃないのさ! いったいいつになったら本編が始まるのか。率直にいって読んでいて苦痛である。
なにがダメなんだろう。
今回は戦闘シーンが無駄に長いことである。福井晴敏こん身の戦闘描写は60ページ以上にも及ぶ。
ただ、この戦闘、単なるケンカみたいなものなので、戦うことに意義がないのよね。なので単に戦っているだけなので、勝ち負けや展開にハラハラすることがない。そこが致命的である。
アニメなら迫力の戦闘シーンを絵で見えれば、それなりに視聴者を楽しめさせられるだろう。だが、文字だけの小説で、意味のない戦闘を読むのは正直つらい。
そして、主人公バーナージとオードリーの影が薄い薄い。今回は最終盤まで空気である。現状、彼らは無力な人物にすぎない。そして明確な目的もない。単に巻き込まれるのみである。彼らが物語を動かせない以上、どうにも読んでいてパンチが足りない。
前回よりもヒドイと感じたので今回は★1。福井さん。そろそろ本気を出してくれませんかね? なんだか読むのがツラいです。。。
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福井節健在「機動戦士ガンダムUC1/福井晴敏」
関連するタグ: 機動戦士ガンダムUC 福井晴敏 ラノベ ライトノベル 小説 SF ロボット機動戦士ガンダムの世界を舞台とした小説である。原案に富野由悠季のクレジットが示すとおり、正式なサイド・ストーリーのひとつ。いわゆる「逆襲のシャア」以降に位置する物語である。
作者は「亡国のイージス」の福井晴敏。ターンAに続きというやつで、ここまで名の売れた作家がガンダムのノベルを引き受けるのは珍しい。たぶんガンダムがよっぽど好きなんだろうね。
宇宙世紀1年に起こった空前絶後の大テロリズム。各国首脳の容赦ない爆殺。その実行犯であるサイアムは、億分の一の偶然で「ラプラスの箱」というものを発見する。
その箱のなかには連邦政府が瓦解するほどの秘密が封じ込められている。サイアムはその箱を使って、強大なビスト財閥を一代で作り上げる。
物語は宇宙世紀96年からはじまる。そのビスト財閥の現当主が『袖付き』と呼ばれるMSを率いる謎の組織に「ラプラスの箱」を譲渡しようとする。
袖付き。袖付きの動きを警戒する遊撃部隊ロンド・ベル、その取引を食い止めようとする謎の少女、少女を助けたために巻き込まれた少年バナージ・リンクス。物語は徐々に動き始める。
本当に徐々に動いているよなーといった感じ。宇宙世紀元年のプロローグが三分の一を締めているからね。プロローグが50ページって。
本編もものすごく展開が遅い。ガンダムを知らない人が読んでも大丈夫なようにやたらと説明が細かい。でもガンダムを知らない人はこの小説をよまんような気がするが。。。知っている人はにやりくすりが出来るような書き方だけどね。
冒頭のカラー口絵にシャアっぽい仮面の人がいるんだが、その人は登場すらすることなく終わってしまった。
一応★2をつけてはみたものの、まだまだ評価できる段階ではない。料理でいうとやっと食材を切って下準備ができた段階。盛り上がるかどうかは今後次第である。借り物の本なので、今後に期待しつつ読んでいこう。
ちなみに、福井晴敏は文体に癖のある作家だと思う。独特の福井節というか。〜ならば〜だろう。不実がどうたらこうたらとか。そういった濃厚な福井文体は健在である。それが爆発すれば化けるかもね。
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