ラノベ「ヒトクイマジカル/西尾維新」
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いーちゃん/語り部。口先だけの戯言遣い。
木賀峰約/「死なない」研究をする研究者。いーちゃんをバイトに雇う。
円朽葉/「死なない」研究の実験体。死なない。女子高生。
匂宮出夢/殺し名一位「匂宮雑伎団」のメンバー。殺し屋。
匂宮理澄/出夢の妹。名探偵。
狐面の男/木賀峰と朽葉の師。「世界の終わりを見る」研究している。
浅野みいこ/いーちゃんのアパートの隣人。女剣士。
感想
すでに最終巻である次のネコソギラジカルまで読んだ感想としては。。。
次巻への伏線となる巻である。「この人を喰った物語に、だから序章はない」と書かれているが、この話自体がネコソギの序章といえなくもない。
前半は前巻にも登場していた研究員・春日井春日とのキテレツな同棲生活が描かれている。
「中に入れてよ」
「どうしてですか?」
「わたしは今日からここで暮らす」
「何故っ!?」
「わたしは君のせいで失業して自由業無職です」
「う……」
「わたしは君のせいで失業して自由業無職です」
なかなかイイ性格をしている。
そんな春日井春日が拾ってきた「黒マントに拘束衣」という変態的な服装の少女が匂宮理澄。狂ったファッションセンス。名刺には「名探偵」。探偵ではない。「名探偵」
マント姿の名探偵(自称)。
まじりっけなしに不審人物、どうしようもなく正体不明、パブリックエネミーナンバーワンだ。
理澄は怪しさ満点だが、天真爛漫で感情表現豊かな実に面白い子である。
春日井春日と匂宮理澄。彼女たちの弾けた人格が爆発する前半パートは読んでいてヒジョーに面白い。
「ご無沙汰だったね! お兄さん!」
どーん! と、ボディアタック。
避けた。
「ひきゃうん!」
理澄ちゃん、そのままアスファルトをスライディング。がりがりがりがり、と滅茶苦茶微妙な音がした。両腕が使えいないから、ダメージを軽減することはできなかったようだ。「だ、大丈夫かっ!? しっかりしろ理澄ちゃん!」
「わざとらしくも大声で心配だねっ!」
ノーダメージだった。
それと並行して、いーちゃんは助教授・木賀峰約のもとでバイトをすることになる。日給5万円。合計35万円の破格のバイト。その内容は。
「因果律に対する反逆。実存する運命に対する革命、来る必然を迎え撃つ独立宣言。装飾をのぞいて端的に言うならば
死なない研究――ですよ」
偶然であった狐面の男は木賀峰約の知り合いだった。
狐面の男は部下の理澄を使い、木賀峰の研究を探ろうとする。
バイトの面接にはいーちゃん、いーちゃんの弟子の姫ちゃん、理澄が参加する。
惨劇はその夜に起こった。
いーちゃんを残し、姫ちゃん、理澄、木賀峰、そして実験体である「死なない」円朽葉。その4人が惨殺されていた。
自分だけが生き残った不可解な事態。
それよりも何よりも親しい「姫ちゃん」の死。
後半は姫ちゃんの死に落ち込む戯言遣いの話である。
逃げようとする戯言遣いを説得――というか一喝するみいこさんがカッコいいね。
腰から鉄扇を取り出し、ばんっと開く。
「で」
「何ですか?」
「姫が死んだのに、どうしてお前がここにいる?」
「……姫ちゃんが死んでも、ぼくは死なないからですよ。だって、関係ないんですから――」
ほとんど無音、ほとんど隙間なく。
鉄扇が、ぼくの頬を打った。
怒ってるなー、みいこさん。
そんなサムライガールとのやりとりを経て立ち直った戯言遣い。
事件の真相を調査していると、そこに狐面の男が現れるんだが。。。
ここいらのやりとりがネコソギへの伏線となるわけだね。
春日井春日は立ち去り、理澄も死んでしまった。
話自体もネガティブ系で、伏線張りの抽象的な話が多い。
ここのテンションの低さが★4の理由かな。
今回、いーちゃん以外が皆殺しというシチュエーションになっている。
とはいえ新本格的なロジックがあるわけではなく、薄まっていたミステリ色が完全になくなった。ラノベ。間違いなくラノベである。
明かされる犯人の性質が「ミステリの肝」といえなくもないが、それをミステリとするならJOJOの奇妙な冒険はミステリ小説になってしまう。
もう絶対にミステリ小説としては読まないこと。いいね?
後半はちと重いが前半の面白さは保証できる。後半はネコソギへのつなぎだから、仕方ないといえば仕方ないのかもしれないね。
。。。そうそう。
表紙がリバーシブルなので見忘れないように。
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一発ネタ小説「葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午」
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成瀬将虎/元私立探偵。知り合いの愛子から霊感商法の調査を依頼される。
久高隆一郎/資産家。悪徳商法にダマされて変死する。
愛子/久高隆一郎の家族。隆一郎の死を不審に思い調査を依頼する。
さくら/自殺しようとしたところを成瀬将虎に助けられて親しくなる。
古屋節子/悪徳商法の手先。借金を盾に操られている
感想
壮大な打ち上げ花火のような物語である。
綺麗とか壮大とかではなく、一発ネタという意味で。最後まで読むと、うおっ! と驚くこと請け合い。小説を読んでいて驚いたのは久しぶりである。
元私立探偵の成瀬将虎が悪徳商法の尻尾をつかもうと悪戦苦闘する物語。それとは別に、親しい女性のさくらとの恋愛模様がつづられている。
が。
実はストーリーなんてどうでもいーのだ。
作者的には話なんてどうでもよく、一発カマせればそれでいいだけだろう。
ネタばらしの瞬間、頭のなかの映像がガラガラと音を立てていく感じがすごい。
すごい。すごいんだ。驚きという尺度ではこの作品は★5だ。
その瞬間の瞬発力はすばらしい。でも、それが小説の全体の評価を覆すには足りない。
小説全体の評価とはまた別の問題だ。
というわけで。。。★3。
まー、小説のシナリオ自体は普通だったのでね。あ、つまらんわけじゃないよ。
普通に楽しめて、アッと驚く仕掛けがあると考えれば悪くない作品である。
驚きたいならオススメ。
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葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 小説 ハードボイルド
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商人の決闘「狼と香辛料3/支倉凍砂」
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■ロレンス/ホロとともに旅する行商人。
■ホロ/狼の化身にして豊壌の女神。その豊かな知識でロレンスを助け、気まぐれな性格で翻弄する。
■アマーティ/魚の仲買人。やり手。ホロに一目惚れし求婚する。
感想
★4おまけ。★4文句なし。ときた狼と香辛料シリーズ。
ついに文句なしの★5である。回を重ねるたびに完成度が高まっていくのはすばらしい。
今回は「ホロを奪い合う話」である。
ホロの故郷ヨイツを目指すロレンスご一行は祭り見物のためクメルスンに立ち寄った。
そこでアマーティという魚商人がホロに一目惚れしたからややこしくなる。
アマーティは若さの勢いでホロに求婚するわけだが、ロレンスはホロが受けるわけがないと歯牙にも掛けない。
しかし、ホロが故郷ヨイツの滅亡を知って風向きが変わる。
「ふふ、ぬしは、あ、哀れでか弱い子羊が好きじゃからな。なにも知らず、とっくに滅びた故郷に帰りたいなどといっておるわっちはどうじゃった? 間抜けで可愛かったじゃろう? 哀れで愛しかったじゃろう? わがままも許して優しくしたくなったじゃろう?」
ヨイツの滅亡を知っていたロレンスはホロの気持ちを考えてあえて黙っていた。
その行為がホロには、気落ちしたホロには嘘と欺瞞にしか見えなかった。
単なる邪推。
それでも、ホロが心を揺らすには充分だ。
良い感じだった二人の仲が崩れ、新しい恋敵の間で揺れる。
うーん。コテコテの恋愛小説的展開ですなーw
ロレンスは孤独な行商人業に疲れていて、ホロとの旅を心底喜んでいた。
その彼を過去2巻分も描いたからこそ、今回の展開のシビアさが伝わる。
喜びを知らない人間は喜びの不在を嘆かない。
喜びを知る人間は喜びを奪われれば嘆き悲しむ。
ロレンスはホロとの幸せな時間を守るため、アマーティに決闘を申し込む。
祭りで高騰した黄鉄鉱。その信用買いを仕掛けたのだ。
とまー、終盤は、その黄鉄鉱の売りタイミングを計り、ロレンスが一喜一憂する展開となる。なかなかよく描けていて、こっちもハラハラしながら読んでいた。
2巻は商人人生が終わるという崖っぷち物語。
3巻はホロという得難い相棒を失いかける物語。
シナリオにおけるロレンスのリスクの立て方がうまいよね。
今回は完璧だった。
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狼と香辛料 支倉凍砂 ラノベ ライトノベル ファンタジー
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正統派ミステリ「顔に降りかかる雨/桐野夏生」
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■村野ミロ/主人公。女。過去に夫を自殺で失ったトラウマがあり、その影響で半ニートの人生を送っている。
■耀子/ミロの友人。上昇志向が強いSMフリーライター。成瀬から預かっていた大金とともに行方をくらます。
■成瀬/耀子の恋人。友人のミロとともに耀子を捜し始める。
■ゆかり/耀子の助手。ミロと同じく疑われている。
感想
親友の耀子が一億円を持って姿を消した。
彼女に金を預けていた成瀬は暴力団とつながりのある男で、彼の経営する自動車会社の運転資金として臨時で借り受けたものだった。
ミロは知らないと主張するが、それを証明できない。パートナー兼監視役の成瀬とともに、耀子の立ち寄りそうな場所を捜索しはじめる。
というお話。
消えた友人、消えた大金、激怒する裏組織。
実に正統派ミステリの地をいく物語で、実際に正統派ミステリである。
耀子を捜査すると以下のことがわかる。
・耀子は破産寸前だった。
・耀子はドイツの取材で何かの情報をつかんでいた。
・耀子は知り合いのSMショウに行く予定だった。
ということがわかり、それらのラインで調査が進む。
SMや死体愛好、女装といった、ちいっとばかしダークな世界観が、この小説の隠し味である。強調するけど、隠し味レベルね。あくまでも。
で、実際は「耀子は殺されていた」ことが判明する。
じゃあ、誰が殺して、誰が金を奪ったのか。
というのが後半の展開。
話をクルッとひっくり返したり、地道に調査する展開は実に正統派。
すごく面白いわけではないが、けっこう面白い。よくできている。
ただ、純正すぎるミステリがゆえに直球すぎて遊びに欠けるのが難。
いやはや、贅沢な悩みだね。完成度は高いってこと。
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顔に降りかかる雨 桐野夏生 ミステリ 小説
顔に降りかかる雨 桐野夏生 ミステリ 小説
セリフが熱い「量産型はダテじゃない!/柳実冬貴」
関連するタグ: 量産型はダテじゃない! 柳実冬貴 ラノベ ライトノベル ロボット コメディ人物
・ヘキサ/14歳の天才少女技術者。最強の人型戦闘兵器・シュナイダーの作成者。開発が遅れたシュナイダーの右腕の護送に参加する。
・シュナイダー/ヘキサに作られた最強人型兵器。謎の敵、ヴァイオレットと交戦して捕獲される。
・ヴァイオレット/敵。シュナイダーと同格か以上の力を持つ戦闘兵器。
・ナンブ/砂漠の基地で眠りについていた量産型オンボロ・ロボ。古くさい武士のような喋り方をする。根性あり。ヘキサを守ろうと奮迅する。
・アインツヴァー/右腕を護送する戦艦インプレグナブルの艦長。どんな難局も切り抜ける通称『突破王』。
感想
普通のラノベである。徹頭徹尾フツー。
キャラは類型的で、シナリオは王道一直線。
しかし、ファンタジア小説大賞・準入選である。
そういわれると、納得する部分がある。
けっこう熱いセリフが多いんだね。
作品的には微妙だが、そういった新人作家の光る部分に賞を送ろうとする富士見の姿勢はなんとなく理解できる。
主人公はツン系の天才美少女。彼女とそのとりまきが最強ロボ・シュナイダーの右腕を護送中、敵の襲撃を受けてインプレグナブルが撃沈してしまう。
そこで艦と一緒に死のうとする副官を説得するアインツヴァーのセリフに良さがある。
「こいつは、こうして耐え続けながら、船員たちを逃す時間稼ぎをしてくれている。本当ならばもう船体がバラバラになってしまってもおかしくないというのに、それでも前を向き、敵を凝視し、離さない。決して負けぬために……最後に残された守るという使命を果たすために」
「中……佐……」
「君がここに残るというならば、こいつは使命を果たせなかったということになってしまう。君のおじいさまの代よりここまで、たった一度の敗北もなく戦をまっとうしてきた歴戦の英雄に、君は最後の最後で泥を塗るのかい?」
本作は「時代遅れなもの、量産型」へのリスペクトが込められている。
古びたオンボロ艦インプレグナブルへの哀悼は以後も何度かとりあげられている。
その後、砂漠に落ちたヘキサたちだが、そこでまた敵の襲撃を受ける。隠れた基地にはオンボロのロボ・ナンブがいて、窮地に陥ったヘキサは彼を起動する。
ナンブは量産型のポンコツだけあって、敵の最新鋭に手も足も出ない。窮地を脱するため、そんな彼に『最強の右腕』をいやいや与えるヘキサ。
「いいわ……あんたにくれてあげる。最弱のあんたに、最強の部分をひとつだけくれてあげる。でも覚えておいて、あたしは認めない。認めてなんてあげるもんか。この腕はあの子のものよ。……けれど一時……今、この時だけあんたに――
くれてやるわ! 受け取りなさい、英雄の腕を!」
カッコえーなー。
ヘキサの嫌々感と決意が伝わるよいセリフ回しである。
その後、ようやくシュナイダーとの合流地点にたどり着いてみれば、すでに村は壊滅。
凶悪なる敵・ヴァイオレットにシュナイダーはすでに破壊されていた。。。
という展開となり、それからはヴァイオレットとの戦いになっていくのだが。。。
右腕だけは最強でも基本はオンボロのナンブ。自分の子供同然のシュナイダーを完膚無きまでに破壊され、廃人同然になったヘキサ。彼らがこの難局をどう切り抜けるのか? が最後の展開となる。
「左様、己に誇りを持てぬものは諦め、求める。されど拙者はこの身以外に望まない! たとえオンボロでも、拙者は己を貫き通す!」
「そんな粗末な姿で何を言う! 弱いものが強がるな!」
「弱いからこそ、拙者は己の誇りを強さに変える! おぬしにはわかるまい!」
ナンブの意地が爆発する最後はなかなかカッコいい。
とはいえ、彼我の戦力差を無視して「オレは量産型でもあきらめない!」みたいなことを根拠もなく言いまくるので、ちょっと説得力に欠ける。勢いはあるんだが。
とまー、熱いセリフが魅力の本作なのだが、いかんせん、それ以外がフツーすぎる。
とはいえ、セリフがうまいのは才能である。もう三皮くらいむけると面白い作家になるかもしれない。今後に期待かな。
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量産型はダテじゃない! 柳実冬貴 ラノベ ライトノベル ロボット コメディ
量産型はダテじゃない! 柳実冬貴 ラノベ ライトノベル ロボット コメディ
嗚呼、完結「皇国の守護者5/伊藤悠」
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・新城直樹/主人公。皇国の少佐。一個大隊で敵の大軍勢を食い止める名将。激戦の末に任務を果たし、投降する。
・ユーリア/皇国を攻める帝国の女総司令官。捕虜となった新城と謁見する
感想
大人気にもかかわらず打ち切られてしまった「皇国の守護者」。その最終巻である。
死力を尽くした北領防衛戦――途中から北領撤退戦になったわけだが、知謀を尽くした新城の貢献もあり、皇国の主力は帝国の圧倒的な戦力に呑み込まれる前に北領を退却した。
残存兵力15名。たった15名。
そこで戦う愚かさを知る新城は降伏し、捕虜となる。
これに関して、新城と敵の士官の会話がいいね。
君たちの軍は敗北よりも誇り高い死を選ぶのではないか、と問われ。
「誇りで兵を救えるのならばそれに従っていたかもしれません。――いや、僕にとっては、兵をただ名誉のためだけに死なせることは恥ずべき行為にすら思えるのです。大佐殿。
歴史と伝統が許しても僕自身はそれを許容しかねます」
すばらしい。それでこそ大隊指揮官だ。
いっていることは二〇年以上前にヤン・ウェンリーがいっているのと同等だが「歴史と伝統が許しても」のくだりが実に力強くすばらしい。さすが辛辣なるヤン・ウェンリーだ。
今回の見所は敵軍の司令ユーリアとの会話かな。
全体の流れが肝の会話なので、一部を引用しても面白さが伝わらないのが残念。
互いを認めながらも、チクチクとやりあう心理的なやりとりが面白い。
あとは、最後の義姉と新城の再開もいいかな。子供時代のシーンがフラッシュ・バックするあたりがね。背の低かった少年は、やがて姉の背を越え、国を守る存在となる、みたいな演出が実にいい。
その後の展開がマンガで読めないのが残念至極。
小説版を読むか読まないか。それが問題だ。
「僕は部下の遺品すべてを届けられない。戦場の雪に何百と埋まっていても」
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皇国の守護者 伊藤悠 戦記物 マンガ
皇国の守護者 伊藤悠 戦記物 マンガ
天才たちの宴・再び「サイコロジカル上・下/西尾維新」
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・ぼく/一九歳。通称「いーちゃん」。玖渚友とともに斜道博士の研究所を訪れる。
・玖渚友/いーちゃんの親友。世界最高のハッカー。天才。
・石丸小唄/斜道博士の研究所に潜入した大泥棒。
・兎吊木垓輔/玖渚友の盟友。斜道研究所になかば監禁されている。
・斜道卿壱郎/兎吊木を監禁し、ある実験をおこなっている
あらすじ
主人公の僕は親友の玖渚友とともに『堕落三昧』こと斜道博士の研究所を訪れる。
目的は単なる来訪ではなく「奪還」だった。
玖渚友の昔の仲間・兎吊木が研究室の一室に捕らえられ、その研究の成果を斜道博士に奪われているという噂だった。
玖渚友は兎吊木と面会し、一緒に来るように説得する。
しかし、博士に脅迫をされているのか兎吊木の答えはノー。
翌日、兎吊木の部屋で変わり果てた死体が発見された。
それは眼にハサミを突き立てられ、腹を割かれ、腕を切り落とされた死体。
セキュリティ的に完全にロックされた研究所で、誰が何のために殺害したのか。
兎吊木を失った斜道博士は我を忘れた。
彼を失えば、博士が推進していた研究が頓挫してしまう。
そこで博士は一計を案じる。新たなる天才を手に入れればいい。
「このお嬢さんが、当時十二歳のこのお嬢さんが、俺が三十年をかけた研究成果を見て、なんと言ったと思う?
「……さあ。想像もつきませんが」
「《こいつは実にすごい研究だね》」割り込むようにして玖渚が言った。「《こんなの、真面目にやらなきゃ三時間はかかっちゃうよ》――って言ったんだよ」
玖渚友に恨みを持つ博士は玖渚友を研究の新たなる羊に据えようとする。
兎吊木の殺害を玖渚友で告発する。それを公にされたくなければ、自分の研究を手伝うようにと命じる。
その計画をすすめるため、博士は友らを監禁する。
そこに現れる大泥棒・石丸小唄。
いーちゃんは彼女と手を組み、事件を解決しようとする。
いーちゃんは真相を突き止め、斜道博士の陰謀を阻止できるのか。
感想
サイコロジカル 西尾維新 ラノベ ライトノベル 戯言 小説 ミステリ
小説? 評論?「天啓の宴/笠井潔」
関連するタグ: 天啓の宴 笠井潔 小説 ミステリ人物
天童/究極の小説『天啓の宴』を探し求める新人作家。創作の途中、阿修羅高原に立ち寄り、やがて消息を絶ってしまう。
野々村葉子/『天啓の宴』の作者。新人賞を受賞するも辞退。原稿を回収後、何者かに首を切断されて殺される。
野々村辰哉/葉子の兄。親友を殺した元過激派で20年ぶりに出獄する。妹の死を知り調査をはじめる。
宗像/失踪した天才作家。阿修羅高原にある山荘で回想録を書いている。野々村兄妹の知り合い。
あらすじ
作者の存在を完全なまでに消失させた小説。
新人作家・天童がその不可能命題に取り組むも、まったく進捗は進まず一年以上も次作を出せていなかった。彼を担当する編集・三笠は「かつてその不可能をなしえた作品」として『天啓の宴』を教える。
読んだ作家たちが次々と廃人になるほどの、魔的な能力を持つ究極の小説。
作者の野々村葉子は無惨に殺され、原稿は行方不明。
天童は作品のヒントになればと、その原稿を追い求める。
感想
天啓の宴 笠井潔 小説 ミステリ
The Book/乙一
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蓮見琢馬/高校生。自分の過去を記した本のスタンドを操り、本の記憶を「植え付ける」ことで相手に同じ被害を与える。今回の「悪役」。
双葉千帆/琢馬の女友達。琢馬と同じく読書が趣味。
大神照彦/不法建築で荒稼ぎした建築士。
飛来明里/照彦の恋人。照彦の不法行為に気づき、その稼ぎを隠してしまう。激怒した照彦にビルとビルの隙間に閉じ込められてしまう。
東方丈助/高校生。杜王町で起こる不思議な事件を調べるスタンド使い。
あらすじ
場所は杜王町。そこは「スタンド」という特殊な能力を持つ人たちが集う町。
その町で「室内で車にはねられた女性」の死体が見つかった。
東方丈助と仲間たちはそれがスタンド事件であると直感し、捜索を開始する。
手がかりは猫が見た「両腕に傷跡を持つ男子高校生」。
犯人である蓮見琢馬は、本のスタンドの力を使い、自分が傷をおった記憶を他人に転写、東方丈助たちの調査を妨害する。
蓮見琢馬は捕まるわけにはいかなかった。
彼は復讐しなければならない。実の父親に。
そのために、双葉千帆と親しくなったのだから。
だれも心にたちいらせはしなかった。どんなきもちになろうと、泣いたりもしなかった。しかしさびしいなどと感じたことはない。自分にはこの本があった。ずっと自分のそばにいて、見守られているような気がしていた。弱音をはくことはしない。おもうことさえ許さない。みっともない記述を、この本にのこしてはならない。
感想
TheBook 乙一 ジョジョの奇妙な冒険 小説 ラノベ ライトノベル










