ロレンス追いつめられる「狼と香辛料2/支倉凍砂」
あらすじ
前回の商談で高価なコショウを手に入れたロレンスとホロ。ホロの機転もあり、それをさらなる大きな商談へとつなげたロレンス。信用取引を使って意気揚々と大量の武器防具を教会都市リュビンハイゲンへと持ち込む。
しかし、そこには大きな罠が。
武具の相場は大きく下落していた。持ち込んだ先の商店も青色吐息状態。ロレンスの信用取引分を即座に返金するように迫る。返せなければ、ロレンスは商人としての命を絶たれ、奴隷となるしかない。
万策尽き果てたロレンス。しかし、彼はそこで起死回生の一手を思いつく。借金元の商店の隠し財産を元手に金の密輸をおこなう。それが彼の描いたシナリオだった。
旅の途中で出会った羊飼いの少女ノーラの助力もあり、密輸が成功しかけるに見えた刹那、商店の裏切りが。。。ホロとはぐれたロレンスに絶体絶命のピンチが訪れる!
世界は夢幻にうつりゆく「不確定世界の探偵物語/鏡明」
関連するタグ: 不確定世界の探偵物語 鏡明 小説 SF ハードボイルド 探偵あらすじ
そこは一人の「神」がいる世界。神の名前はエドワード・ブライス。世界で唯一のタイム・マシン「ワンダーマシン」を所持する大富豪。
彼は人類の未来をよりよいものに変えようと過去を変革し、現在を書き換える。あったはずの建物が消え、いたはずの人が別人に変わる、揺らぎ続ける世界。
あるときは事件自体が歴史から消失して無罪になった元犯罪者を追い、あるときは目の前で死んだはずの依頼人から再度依頼を受ける。そんなむちゃくちゃな世界でタフな探偵の主人公とグラマーな美人助手の二人が、時の変革にからんだ事件を解決していく短編集。
たとえば、見慣れた街並みがが突如として変わったり、目の前で話していた男が、見知らぬ人間に変わってしまうことだって、現実に起きた。もちろん、街が姿を変えるなんて凄まじいことは、滅多にない。おれの記憶では一度あっただけだ。ま、その記憶というヤツも、まるであてにはならないわけだが。
不確定世界の探偵物語 鏡明 小説 SF ハードボイルド 探偵
明かされる可奈子の秘密「マリア様がみてる 特別でないただの一日/今野緒雪」
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いよいよリリアン女学院の文化祭が始まる。リリアンの文化祭で山百合会の出し物といえば「演劇」。今年は小笠原祥子の発案(陰謀?)により「とりかえばや物語」。顔のそっくりな姉弟が入れ替わって生活する古典小説。当然、主役に抜擢されたのはそっくり姉弟の祐巳と祐麒。
花寺高校の学生と協力して順調に進む劇の準備。そこで天才舞台監督の小笠原祥子が突然の演出変更を発表した。全員の配役を変更。それは男女の配役をすべて入れ替えるという大胆な案。
「よりよいアイディアが浮かんだのに、それを実現させない方がおかしいと思うの。私の考え方、どこか違って?」
違って、って、祥子さま。
主役の男女がいれかわる物語で、かつ、その他の役も配役上の役者の性別を入れ替える演出。残り少ない準備期間でためらいなく行動する。さすが小笠原祥子。それでこそだ。
果たして、山百合会の演劇は公開日に間に合うのだろうか。
マリア様がみてる 今野緒雪 ラノベ ライトノベル 学園もの
すべての働きマンに「働きマン1,2/安野モヨコ」
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主人公。松方弘子。仕事。週刊誌「JIDAI」の編集者。彼氏と会うことすらままならない激務の日々が週ごとに繰り返される、そこは「戦場」。
敏腕編集者の弘子は1に仕事、2に仕事の働きマン。仕事に燃えると「男スイッチ」が入り、寝食を忘れて作業に没頭する。そんな仕事にすべてを賭ける彼女と、その周囲の人間たちの仕事への姿勢を描いた1話完結の作品集。
「オレは『仕事しかない人生だった』そんなふうに思って死ぬのはごめんですね」
それもある。それも多分あって。確かにその通り。でも。
「あたしは仕事したな――って思って死にたい」
働きマン 安野モヨコ マンガ
硬くないハードボイルド「ハードボイルド・エッグ/荻原浩」
関連するタグ: ハードボイルド・エッグ 荻原浩 小説 ミステリ コメディ ハードボイルドあらすじ
ハードボイルドな探偵の小説に憧れて探偵に転職した主人公。しかし、現実は小説にほど遠く、迷子になった動物の捜索ばかりしている。仕事もそうだが本人も「ハードボイルドであろうとして空滑り」している。
やがて事件が起こる。彼が懇意にしている動物センターの周辺で他殺体が発見された。被害者はセンターを運営する夫婦の父にあたる人。死体には動物に噛み殺された損傷が。そして、センターから主人公が預けた一匹の犬が消えていた。
犯人は消えた犬なのか。過失により親を殺したと叩かれる夫婦。二人を救うため、主人公が調査に乗り出す。地上げでもめているヤクザをいぶかしんだ彼は決死の捜査に乗り出す。
こうして私は殺人事件の真犯人を追うことになった。犯人は人間ではなく犬。この事件に私以上にふさわしい探偵がいるだろうか。
ハードボイルド・エッグ 荻原浩 小説 ミステリ コメディ ハードボイルド
オカンを大切に「東京タワー/リリー・フランキー」
関連するタグ: 東京タワー リリー・フランキー 小説あらすじ
『ぼく』が生まれてまもなく両親が離婚した。苦労して女手ひとつでぼくを育ててくれたオカン。自分の人生を分け与えて育ててくれたオカン。家も財産も何もかもなく、すべてをぼくに捧げてくれたオカン。そんなオカンがガンにかかってしまう。
故郷で親戚に迷惑を掛けていると気を使うオカンにぼくは言った。
オカン。東京に来いよ。
ぼくの貧乏な仲間たちと気さくなオカンとの楽しい毎日が始まる。すべてが明るく、すべてが輝く黄金の日々。しかし、死の影はそっと近づく。一度は退けたガンが再びオカンの体を犯した。
死が迫るオカン。日に日に弱っていくオカン。
ぼくがしてあげられることはなんなんだろう。
どれだけ親孝行をしてあげたとしても、いずれ、きっと後悔するでしょう。あぁ、あれも、これも、してあげればよかったと。
東京タワー リリー・フランキー 小説
あの世とこの世の交差点「カラクリ荘の異人たち/霜島ケイ」
関連するタグ: カラクリ荘の異人たち 霜島ケイ ラノベ ライトノベル舞台は賽河原町。賽河原町はこの世とあの世が交差した世界。裏の世界には半魚人やろくろ首といった妖怪が住んでいる。「ワケアリの人間」はその境界に迷い込んでしまう。主人公は厭世的な高校生。実家を離れた彼はその境界の中心に立つカラクリ荘で一人暮らしを始める。これは彼の非日常な日常を描いた物語。
カラクリ荘の異人たち 霜島ケイ ラノベ ライトノベル
主役が登場しない物語「悪女について/有吉佐和子」
関連するタグ: 悪女について 有吉佐和子 小説一代で成り上がった謎の女性「富小路公子」。彼女が手練手管を駆使してのし上がっていくさまを描いた作品。それだと単なる立身出世ものだが、この小説が独特な点は「主人公である富小路公子の視点」が一切ないこと。彼女に関わった27人の人物の傍証という形で、彼女の波乱に満ちた生涯を浮かび上がらせている。
悪女について 有吉佐和子 小説
みんながジョバンニ「"文学少女"と慟哭の巡礼者/野村美月」
関連するタグ: 文学少女 野村美月 ラノベ ライトノベル ミステリいよいよ大物が登場する。過去作すべてに「名前だけ」登場していた「朝倉美羽(ミウ)」。主人公の井上心葉(コノハ)が依存し、かつて崇拝した少女。影のヒロインである彼女と心葉の物語がついに幕を開ける。
文学少女 野村美月 ラノベ ライトノベル ミステリ
コテコテの推理小説「アイルランドの薔薇/石持浅海」
関連するタグ: アイルランドの薔薇 石持浅海 ミステリ 小説純粋なる推理小説である。このご時世、ここまでピュアな推理小説は逆に珍しい。舞台はアイルランドの宿屋。殺されたのは装勢力の副議長。容疑者は8人。犯人はいったい誰なのか?
アイルランドの薔薇 石持浅海 ミステリ 小説
玖渚友の不在「クビシメロマンチスト/西尾維新」
関連するタグ: クビシメロマンチスト 西尾維新 ラノベ ライトノベル 小説 ミステリ 戯言西尾維新・戯言シリーズの第二弾。今回は主人公いーちゃんの通う大学が舞台。連続通り魔事件に震え上がる京都。その最中、主人公がコンパをした4人のクラスメイトが次々と絞め殺されていく。犯人は誰なのか。戯言使いが行き着いた結論は?
クビシメロマンチスト 西尾維新 ラノベ ライトノベル 小説 ミステリ 戯言
われら最強非モテ団!「太陽の塔/森見登美彦」
関連するタグ: 太陽の塔 森見登美彦 小説 コメディある意味、最強の小説。ある意味、最悪の小説。権威ある日本ファンタジーノベル大賞受賞作。敬意を評そう。この変態的な小説を描ききり、日本ファンタジーノベル大賞に送った著者の勇気に。そして、それに賞を与えた審査委員のふところの深さに。
愛を込めて呼ぼう。空前絶後のバカ小説と。描かれる世界は非モテ男たちの男汁あふれる日常。読むな。引き返すなら今だ。いや、読め。後にも先にも類を見ないこの傑作を。
太陽の塔 森見登美彦 小説 コメディ







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