福井節健在「機動戦士ガンダムUC1/福井晴敏」
関連するタグ: 機動戦士ガンダムUC 福井晴敏 ラノベ ライトノベル 小説 SF ロボット機動戦士ガンダムの世界を舞台とした小説である。原案に富野由悠季のクレジットが示すとおり、正式なサイド・ストーリーのひとつ。いわゆる「逆襲のシャア」以降に位置する物語である。
作者は「亡国のイージス」の福井晴敏。ターンAに続きというやつで、ここまで名の売れた作家がガンダムのノベルを引き受けるのは珍しい。たぶんガンダムがよっぽど好きなんだろうね。
宇宙世紀1年に起こった空前絶後の大テロリズム。各国首脳の容赦ない爆殺。その実行犯であるサイアムは、億分の一の偶然で「ラプラスの箱」というものを発見する。
その箱のなかには連邦政府が瓦解するほどの秘密が封じ込められている。サイアムはその箱を使って、強大なビスト財閥を一代で作り上げる。
物語は宇宙世紀96年からはじまる。そのビスト財閥の現当主が『袖付き』と呼ばれるMSを率いる謎の組織に「ラプラスの箱」を譲渡しようとする。
袖付き。袖付きの動きを警戒する遊撃部隊ロンド・ベル、その取引を食い止めようとする謎の少女、少女を助けたために巻き込まれた少年バナージ・リンクス。物語は徐々に動き始める。
本当に徐々に動いているよなーといった感じ。宇宙世紀元年のプロローグが三分の一を締めているからね。プロローグが50ページって。
本編もものすごく展開が遅い。ガンダムを知らない人が読んでも大丈夫なようにやたらと説明が細かい。でもガンダムを知らない人はこの小説をよまんような気がするが。。。知っている人はにやりくすりが出来るような書き方だけどね。
冒頭のカラー口絵にシャアっぽい仮面の人がいるんだが、その人は登場すらすることなく終わってしまった。
一応★2をつけてはみたものの、まだまだ評価できる段階ではない。料理でいうとやっと食材を切って下準備ができた段階。盛り上がるかどうかは今後次第である。借り物の本なので、今後に期待しつつ読んでいこう。
ちなみに、福井晴敏は文体に癖のある作家だと思う。独特の福井節というか。〜ならば〜だろう。不実がどうたらこうたらとか。そういった濃厚な福井文体は健在である。それが爆発すれば化けるかもね。
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下書き小説「らき☆すた殺人事件/竹井10日」
関連するタグ: らき☆すた殺人事件 竹井10日 らき☆すた コメディアニメ化で一世を風靡した人気マンガ「らき☆すた」の小説版である。
アニメブームにのっかれ的なニオイをむんむんと感じさせるデキ。
つまり、あまり面白くない。
とにかくはやく出版しろ的に、筆の速いライターに書かせた感じ?
書いている本人は面白いと思っているらしい独りよがりなギャグ。
粗い文章に粗い文体。推敲なし。下書き同然で一発完成!
締切必達! 速いが一番!
ミステリとしての体裁をもつシナリオも特筆するほどの完成度はない。
たぶん人が死んで推理するという形式なら深く考えずに書けるから、という程度の理由だろうな。
原作の「らき☆すた」は未読である。原作が面白いか面白くないかは知らないが、この小説が微妙なのと原作は関係ないだろうなー。
こなた、かがみ、つかさの三人娘のからみはそれなりに面白いからね。
文体・シナリオ・ギャグ。原作と関係ない部分が微妙。微妙すぎる。
らき☆すた殺人事件 竹井10日 らき☆すた コメディ
最悪の主人公「果てしなき渇き/深町秋生」
関連するタグ: 果てしなき渇き 深町秋生 小説 ノワールなかなか最悪な感じの小説である。
覚せい剤を残して消息を絶った娘の消息を調べる元刑事を描いた話で、調査を進めると過激なチーマーや暴力団とのつながりがでてくる。
なにが最悪か。
登場人物が嫌な感じ。展開が嫌な感じ。
そして、何よりも嫌なのは主人公である。
酔った勢いで娘をレイプ。離婚した奥さんをレイプ。
追い掛けている男の奥さんをレイプ。奥さんの愛人をリンチ。
疲れたら押収した覚せい剤を吸う。
落 ち 着 け 、 お 前。
これで前職が警官という設定が嫌悪感を煽りまくってくれる。
本人は「家族の絆を復活させるんだーうおー!」といっているが、それって勝手な思い込みで妻も娘も誰も求めちゃいない。そりゃ、嫌だろ、こんな親父。
レイプ、リンチは当たり前、男が男を強姦までする。
ダークな世界、ノワールものとしては闇の世界を描いた感じではある。
そういったドロドロした話が好きならオススメだが普通はすすめない。
悪役ものがダメとはいわない。
カタルシスがないんだよな。スカッとした何かが。
ダークな気分で始まった物語はダークに終わる。
うーむ。こいつはヘヴィな小説だった。
これが「このミス大賞」か。。。
まー、筆力は認めるがね。何か違うと思わないでもない。
果てしなき渇き 深町秋生 小説 ノワール
小説? 評論?「天啓の宴/笠井潔」
関連するタグ: 天啓の宴 笠井潔 小説 ミステリ人物
天童/究極の小説『天啓の宴』を探し求める新人作家。創作の途中、阿修羅高原に立ち寄り、やがて消息を絶ってしまう。
野々村葉子/『天啓の宴』の作者。新人賞を受賞するも辞退。原稿を回収後、何者かに首を切断されて殺される。
野々村辰哉/葉子の兄。親友を殺した元過激派で20年ぶりに出獄する。妹の死を知り調査をはじめる。
宗像/失踪した天才作家。阿修羅高原にある山荘で回想録を書いている。野々村兄妹の知り合い。
あらすじ
作者の存在を完全なまでに消失させた小説。
新人作家・天童がその不可能命題に取り組むも、まったく進捗は進まず一年以上も次作を出せていなかった。彼を担当する編集・三笠は「かつてその不可能をなしえた作品」として『天啓の宴』を教える。
読んだ作家たちが次々と廃人になるほどの、魔的な能力を持つ究極の小説。
作者の野々村葉子は無惨に殺され、原稿は行方不明。
天童は作品のヒントになればと、その原稿を追い求める。
感想
天啓の宴 笠井潔 小説 ミステリ
The Book/乙一
関連するタグ: TheBook 乙一 ジョジョの奇妙な冒険 小説 ラノベ ライトノベル人物
蓮見琢馬/高校生。自分の過去を記した本のスタンドを操り、本の記憶を「植え付ける」ことで相手に同じ被害を与える。今回の「悪役」。
双葉千帆/琢馬の女友達。琢馬と同じく読書が趣味。
大神照彦/不法建築で荒稼ぎした建築士。
飛来明里/照彦の恋人。照彦の不法行為に気づき、その稼ぎを隠してしまう。激怒した照彦にビルとビルの隙間に閉じ込められてしまう。
東方丈助/高校生。杜王町で起こる不思議な事件を調べるスタンド使い。
あらすじ
場所は杜王町。そこは「スタンド」という特殊な能力を持つ人たちが集う町。
その町で「室内で車にはねられた女性」の死体が見つかった。
東方丈助と仲間たちはそれがスタンド事件であると直感し、捜索を開始する。
手がかりは猫が見た「両腕に傷跡を持つ男子高校生」。
犯人である蓮見琢馬は、本のスタンドの力を使い、自分が傷をおった記憶を他人に転写、東方丈助たちの調査を妨害する。
蓮見琢馬は捕まるわけにはいかなかった。
彼は復讐しなければならない。実の父親に。
そのために、双葉千帆と親しくなったのだから。
だれも心にたちいらせはしなかった。どんなきもちになろうと、泣いたりもしなかった。しかしさびしいなどと感じたことはない。自分にはこの本があった。ずっと自分のそばにいて、見守られているような気がしていた。弱音をはくことはしない。おもうことさえ許さない。みっともない記述を、この本にのこしてはならない。
感想
TheBook 乙一 ジョジョの奇妙な冒険 小説 ラノベ ライトノベル
妄想父さん一代日記「世界の終わり、あるいは始まり/歌野晶午」
関連するタグ: 世界の終わり、あるいは始まり 歌野晶午 ミステリ 小説あらすじ
主人公の会社員・富樫修はそこそこに出世し、そこそこに家庭を営む平凡な人間。そんな彼の周辺で連続誘拐殺人事件が続発する。被害者は全員が小学生で、みな金銭の受け渡し「前」には銃で撃ち殺されていたという残虐な手口。
冨樫修はそんな事件をどこか他人事の気持ちで見つめていた。
誘拐事件は、ごく近所で発生したとはいえ、しょせん他人の不幸でしかない。
そんな彼がある日、鳴りっぱなしの目覚まし時計を止めるために息子の部屋に行くと、被害者の親の名刺が落ちていた。なぜ? 息子がこんなものを?
息子の疑惑を晴らそうと、彼は隙を見て息子の様子を調査する。そんな彼をあざ笑うかのように、次々と物証が浮かび上がる。親には内緒で塾を辞めて金を横領。彼の自転車のタイヤから現場付近の土がとれる。そして。。。二重底の引き出しからは拳銃が。
息子にどう接するべきなのか。悩む彼の携帯電話が鳴る。「警察の人から電話があったの。お宅の息子さんのことで話があるって」
私が見ていた平和は虚像にすぎなかった。
妻の目に映る平和も虚像にすぎない。
世界の終わり、あるいは始まり 歌野晶午 ミステリ 小説
女装解説書「オンナノコになりたい!/三葉」
関連するタグ: オンナノコになりたい! 三葉 本内容
ネットで噂になった史上初の?「女装指南本」。男性と女性の肉体的な違いを論じ、さらに男性ではなかなかわからない女性の下着や服、化粧について説明している。
内容は以下の通り。
第一章 女装に必要な体
第二章 服を手に入れるには?
第三章 化粧は男を女にする!
第四章 外に出るなら仕草も大事!
第五章 インタビュー・FAQ・索引
オンナノコになりたい! 三葉 本
伊国名所紹介「マリア様がみてる チャオ・ソレッラ!/今野緒雪 」
関連するタグ: マリア様がみてる 今野緒雪 ラノベ ライトノベル 学園リリアン山百合会の2年生トリオが修学旅行に旅立つ。行き場所はイタリア。さすがはお嬢さま学校。スケールがワールドワイルドである。チャオ・ソレッラ! とは「ごきげんよう、お姉さま」という意味だそうだ。
マリア様がみてる 今野緒雪 ラノベ ライトノベル 学園











